和の宿
なぜ 悩むのだろう・・・
あなたの初めての悩みはなんだったでしょうか?
私の最初の悩みは小学校2年生の頃。
大好きだったおばあちゃんが、急にいなくなってしまったときでした。
父は長男でしたが、祖父母は5人の娘の所を気ままに泊まり歩いていたようです。
学校から帰ってきて、思いがけず祖母がいたときは天にも昇る気持ちでしたが、
その 祖母は何も言わずにふっと出掛けてしまう人でもありました。
今日もおばあちゃんとお話できる と喜び勇んで学校から文字通り飛ぶように
帰って みると、家はしぃんと静まり返り誰の姿も見えない・・・
翌日学校から帰るとき、青い空を眺めて
「この青空を、ぽっかり浮かぶ白い雲を、おばあちゃんはどこで見ているんだろうか・・・」
と、とぼとぼ歩いていたことをいまでもはっきりと覚えています。
そして、
おばあちゃんはなぜいなくなってしまったのだろう?
私が嫌いになったの だろうか?
うるさくつきまとったことが原因だったのかな?
と幼心にも思いつくままに祖母がいなくなった理由を考え、次に祖母が来たときは
絶対 に嫌われるようなことはしないぞ! こころに誓ったのでした。
当時はかわいらしかったですね、いま思い出してもじぃんと胸が痛くなります。
成長するに従って、悩みの種はさまざまに変化しましたし、決してなくなることは
ありませんでした。
では、なぜ悩むのでしょう?
いまの私には、これまで生きてきたどのときよりも悩むことが少ないように感じら
れます。
その理由を考えていくと、私の悩みの原因は見つけられるでしょうね。
理由その1.ひとり暮らしであること
理由その2.忙しくしていること
理由その3.夢をみつけることができたから
理由その4.なにより 自分を大好きだから
こんなものでしょうか・・・
ひとり暮らしであること
これは、自分の時間を誰かのために割くことがない。
つまり、好きなことを邪魔する人間がいない ということなのかしら?
忙しくしていること
とにかく、やりたいことがたくさんあるのに、自由に使える時間が少ない。
つまり、余分なことに神経を使っている時間がない ということでしょうね。
夢をみつけたから
そう、これは大きな理由でしょうね。
目的ができると、それに向かって一生懸命になるので些細なことは気にならなく
なるようです。
なにより自分を大好きだから
これはすごいことですよ~
自分に自信がなかった頃は、常に人と自分を比較し劣等感に苛まされていました。
自分の容姿が嫌い、小心者であることが嫌、字も絵も下手だと悲しく思う・・・
劣等感の塊だった私が、どんどん自分を好きになっていって、あるがままの自分を
さらけ出し、こんな私でも 元気に笑って生きているよ! とこうして発信している・・・
『恥ずかしくないの?』
と聞かれることもあるのだけど、自分を好きだから、一生懸命生きてきた自分を
いじらしいと思うから、だから 私は自分の経験を誰はばかることなく話しています。
ひとり暮らしをしても、忙しくしていても、夢をみつけても、例え自分を大好き
になっても、悩みがまったく なくなるわけではないのです。
毎日毎日、嫌だなぁ と思うことはあるし、こうなれば良いのにな、と思うことも
当然あります。
でも、悩んでいる とは思わない。
一番の悩まなくなった訳をお教えしましょうね。
ごくごく簡単なことです。
どうすれば悩まずに済むか そのことに気が付いたから・・・
これは先に掲げた理由とは関係なしに、こころのありようだったのです。
2003.10.14
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